フランスの料理研究家『キュルノンスキー氏』

1872年フランスのアンジェに生まれたキュルノンスキー(本名:モーリス・エドモン・サイヤン)は、1927年パリソワール紙の編集者発案で投票により名誉ある食通の王”に選ばれた人物です。フランス郷土料理の素晴らしさを伝えた最初の料理研究家と言われています。
キュルノンスキーは、フランス一周の食味紀行を契機に美食術関係の著述に没頭します。郷土料理を発掘してまとめた食に関する豊富な知識を思いつくままに書き綴る、多くの著書を残しています。中でも「美食の国フランス」(全28巻)は、各地で見つけた料理やお菓子を数多くパリで紹介している内容の本ですが、この著書の中でキュルノンスキーはフランス料理を高級料理・ブルジョワ家庭料理・地方料理・農民料理の4つに分類し、美食とは高級な宮廷料理ではなく郷土料理の豊かさにこそ素晴らしさがあるということを提唱しています。フランス郷土料理の豊かさに美食を見出したキュルノンスキーは、この信念を生涯持ち続け、フランス料理の地位向上に努めた功績が評価されています。
また1928年には、「会食者の王」に選ばれ、同年「美食アカデミー」を設立しています。現在の食に関するガイドブック、紙面のグルメコーナーを確立した創始者として知られるようになります。
1907年からミシュランの顧問として旅先での美食を紹介する記事を執筆するようになり、日本でも名誉ある“三ツ星レストラン”の称号で知られるミシュランガイドの初代責任者を務めた料理研究家でもあります。

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