料理研究家『岸朝子さん』
料理研究家の中には、実際に料理を作る料理人ではなく、評論などを通じて料理を研究する人もいます。その代表的な人物に岸朝子さんがいます。
岸朝子さんといえば、1993年から6年間放送されたフジテレビ系『料理の鉄人』に審査員としてレギュラー出演し、料理記者歴40年の的確な批評と“おいしゅうございます”のフレーズが大流行となりました。
大正12年生まれの岸朝子さんは、友人が作ったロールサンドの味に魅了されたことをきっかけに料理に興味を持ち始めます。1942年女子栄養学園(現・女子栄養大学)を卒業し、21歳でお見合い結婚をします。結婚当初は夫婦でカキの養殖業を営んでいましたが、養殖業の廃業を機に東京へ移住しました。料理の道へ歩みだしたのは主婦の友社の「料理の好きな家庭婦人を求む」という記者募集を岸さんが目にしたのが始まりでした。9歳・4歳・1歳半・妊娠7カ月の子供を宿しながら31歳の時に主婦の友社へ入社し、料理記者の道をスタートさせました。この料理記者時代に岸さんは、様々な料理人へ取材し、料理のレシピで使われる大さじ・小さじなどの分量の規定を考案しています。
料理研究家としても、岸さんの独特の「上品さ」と優しく語りかけるような語り口調で人気を博し、講演や執筆で“食の大切さ”を説く活動をしています。岸さんの語る日本の「食の変遷」は、日本の歴史(「戦前」・「戦中」・「戦後」)を辿ることです。戦後から、栄養・食材・見た目の華やかさなど今や“豊食の時代”と言われる日本の「食」。その豊かさの陰にある成人病や生活習慣病の危険性を言及し、個人の自覚を促しながら“食の大切さ”を90歳近くなった今も現役で語り続けています。
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