フランスの料理研究家『ヴァンサン・ラ・シャペル氏』
17世紀にフランスの料理研究家ラ・ヴァレンヌ著「フランスの料理人」(1651年)により、最初のフランス料理書と言える本が出版され、ようやくフランス料理の骨格ができたと言われています。
18世紀に入り、ルイ14世の義父で食通と名高いポーランド王、スタニスラス・レクチンスカ(1677-1766)とその娘、マリー・レクチンスカ(1703-1768)が好んで食したことにより、パリにマドレーヌが流行します。ヴェルサイユで贅沢な宮廷料理も出現し始め、ヴァンサン・ラ・シャペルが英語版「現代の料理人」(1733年)つづいてフランス語版を著しました。この著書は、18世紀のフランス料理を惜しげもなく公開し、17世紀から受け継がれたフランス料理の基礎を進化させることとなります。
ラ・シャペルは、船に乗って航海した後、ロンドンで第4代チェスターフィールド卿に仕えた料理人として技術的な革新者であり、他文化の味覚や発想などに柔軟かつ異国のレシピを理解しようと努める姿勢がありました。そのため、フランス料理の主流から外れていましたが、自由で柔軟な発想の持ち主でフランス料理の礎を築いた1人と言われています。ラ・シャペルの著書は、後にアントナン・カレーム(1784-133)やオーギュスト・エスコフィエ(1846-1935)により、フランス料理の発展に大きく貢献します。
フランス料理の実践的手法・レシピ集・美味しさを人々に公開し、後代に続くフランス料理の発展に大きく貢献したラ・シャペルは、18世紀の代表的な料理研究家として名を残しています。
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